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“ひと気”ってどうやって表現するの?
ネットショップでお買い物するユーザーは、不安がいっぱいです!

前払いだと、「注文して、お金を払ったのに届かなかったらどうしよう・・・」
運営会社が知らない会社名だと、「実は怖い人が運営していて、個人情報を悪用されたらどうしよう・・・」
しばらくサイトが更新されていないと、「ここで注文して、ちゃんとお店の人は受注確認してくれてるのかな?」

といった不安を抱えながらネットショップを見比べています。

逆に、「○千セット売れました!」とか、「買って良かったです」等お客様の声が多数掲載されているショップでは、自分以外のユーザーがたくさん買い物している証拠が表現されているので、安心してお買い物できますよね。

「オープンしたばかりのショップでは、販売実績も無く、お客様の声も集まっていないから載せられないじゃないか。」

と思ってしまわず、まずは、懸賞に出すつもりで、モニター企画を開催してみてはいかがでしょうか?
無料または安価で自慢の商品を使ったり食べたりしていただき、感想を書いてもらうのです。
但し、モニター企画では通常の販売時よりも、より「気を遣う」必要があります。
必ず「良い意見」「良い感想」を書いてもらわないと、効果を上げることが出来ません。

基本的には無料または安価で入手出来たお客様なので、商品に対しては良い意見を書いていただけるとは予想できますが、梱包・同梱するお手紙・到着後のアフターフォロー等も、通常販売以上にサービスを心がけることで、「店長さんの対応が良かった」「迅速な対応が気持ちよかった」といった、商品以外のお店に対しての言葉もいただくことが出来、「ひと気」を表現することにつながります。

では、「モニター価格で安く購入出来て良かった」と記入していただくと、それを見たユーザーはどのように感じ、どのように反応するでしょうか?
「じゃあ、今は正規料金で高いんだ。今買うのはもったいないな。」または「このお店は値引きをすることがあるんだ!セール開催まで要チェックだ。」
のいずれかではないでしょうか。

このように、ユーザーはそれぞれ、そのお店のページやメールを見て、何かを感じ、次の行動に反映します。その行動心理を推測して、仮説→実行→検証→再考を繰り返していくことが、店舗運営における重要なサイクルです。



同様に、オークションの開催も、入札数が画面上に表示されるので、「お、たくさん入札してる!」と思っていただけます。
たくさん入札していただく為には、「クローズ」「1円オークション」でなければいけません。
オープン開催だと、値段がある程度上がったところで入札はストップしてしまいます。最低入札価格が定価に近いと、お得感を感じられず、入札してもらうことが出来ません。
「クローズ」の「1円オークション」です。

最初のうちは、集客する為の懸賞企画だと思って、1円から開催していきましょう。
オークションの場合、送料はお客様に負担していただくことが出来るので店舗側の負担が少なく、また「送料分負担だけなら買いたい」と思う人が集まるので、懸賞企画よりも、より商材に興味を持っているユーザーを集客することが可能です。
広告と併用(入札するだけでポイントプレゼント等)すると、クローズの1円オークションで、数百人〜数千人の集客が出来ているお店も実際に存在します。



さらに、楽天市場の場合は、共同購入を開催すると、購入した人が画面上にズラリと並ぶので、お店側がページ加工などをしなくても、自然とひと気を表現することにつながります。
しかし、「ズラリと」並んでもらうことが、難しいんですよね?

ある程度、購入者、特にリピーターが増えてきた店舗様であれば、メルマガをセグメント配信することで、共同購入のひと気を出すことが可能です。
例えば、コロッケの共同購入を開催するとしましょう。通常購入で複数回同じコロッケを購入したことがあるユーザー様は、「美味しかったから、安ければまた買おう」と思っていただける確率が高いユーザー様です。そのコロッケのリピーター様だけに、まずはお得な共同購入の開催をお知らせします。
そこで、ある程度の「ズラリ」を先に作ることが出来たら、次に未購入者を抽出してメルマガを配信します。今は未購入でも何らかのタイミング(懸賞応募、オークション入札等)があってメルマガ登録されているので、このコロッケに興味を持っている人が含まれているのは間違いありません。その人たちが、クリックした時に「先に買っている人」がいることが重要です。

共同購入は「最初の購入者」のハードルが一番高いのです。
一人でも購入者がいれば、二人目は安心して購入出来るのです。
では、最初にページを見て自分が一人目だったら、どのように考えるでしょうか?

(1)一人目の購入者になる
(2)誰かが一人目になった頃を見計らって、再度アクセスする
(3)買う気を無くして、二度とアクセスしない

大きく分けると、上記3通りあると思います。
リピーターの場合、1と2の可能性が見込めますが、新規購入者の場合は3の割合が多くを占めると考えられます。
1万人のメルマガ保有数があるとして、1割がリピーターだと仮定しましょう。1000人に先に配信することによって列を作っておけば、後から配信する9000人の中で目をとめてくれる確率も高くなるでしょう。
しかし、一斉に1万人に配信した場合、列が出来ていないページを見て、9000人が一斉に興味を無くしてしまったら・・・?

実際には、1万人に配信して1万人がメールを開くわけではないのですが、折角集めたメールアドレスを有効に扱う為には、セグメント配信を活用することが重要です!



これまでご紹介したのは、「お客様(購入者)」の存在により、ひと気を表現する方法です。
「ひと気」はお客様だけではなく、スタッフ側のひと気も重要です。
店長様や、梱包しているスタッフ、Webページを担当しているスタッフ、製造しているスタッフ等の写真を載せることや、それぞれがどんな思いでお店を運営しているといった言葉も一緒に載っていると、安心して買い物ができます。

例えば、海外旅行先でタクシーに乗った場合。運転手さんとの間には顔も見えない壁があり、お金を渡す為だけの小窓でやり取りする。そんな状況を不安に思いませんか?
ネットショップのユーザーも同じです。店長様が「後払いにするとお金を払ってもらえないんじゃないだろうか?」と思う以上に、ユーザーの方が「振り込んだのに商品はちゃんと届くのだろうか?」の思いが強いのです。

「どんな人がお店を運営しているの?」

その不安を解消する為に、楽天市場の場合は店長の部屋プラス(ブログサービス)を上手に活用されている店長様もいらっしゃいます。
お子様や奥様と一緒の写真があるだけでも、家族円満→きっと優しいお父さん→いいお店 と、判断してもらえる材料になります。
毎週日曜日に家族写真が載っていれば、普段の暮らしがさらに見えてくるし、セミナーに参加したことや読んだ本のことが書いてあれば勉強熱心だと判断されるでしょう。
逆に、何週間もブログを放置しておくと、「このお店は気まぐれ?」と思われてしまいます。

ただ、ブログや店長コーナーを作れば良いだけではありません。
載せる内容によって、ユーザー側がどう感じるのか、どう受け取るのかを考えた上で、定期的に更新していくことが重要です。

このように、お店側のひと気を表現する方法をいくつかご紹介しましたが、もちろんこれだけではありません。
細かいテクニックを使うことで、さりげなく店長様やスタッフの方の存在を表現することは可能です。
ひと気の演出で悩んでいらっしゃる方は、是非お気軽にご相談くださいませ。






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