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楽天 ファッションの委託販売本格化 楽天は今年3月から、ファッション製品の委託販売を本格的に始めた。 楽天はこれまで、企業が販売商品の掲載やサイトデザインなどを行う「出 店方式」で事業を拡大してきたが、ファッションブランドはサイト運営の 委託を望むケースが多く、委託販売を強化することにした。ファッション ブランドの取り扱いを増やすことで、「ZOZOTOWN」などのファッ ション専門サイトの利用者を「楽天市場」に取り込みたい考え。 今年3月に公式ブランドを集めた特設サイト「楽天ブランドアベニュー」 を開設した。同サイトに掲載する商品は、楽天の100%子会社のファイン トレーディング(本社東京都)が販売する。掲載商品は知名度のあるファッ ションブランドの商品に限定する。ファイントレーディングがファッション ブランド企業から委託を受け、撮影、出荷なども行う。ブランドへの営業な どは楽天本体が行っているもよう。委託費用は固定費制ではなく、販売手数 料として売り上げの25〜30%を徴収しているとみられる。 ファッションジャンルの中に「ブランドオフィシャルショップ」というカテ ゴリを新たに設け、ここから集客を図っている。今後、楽天でファッション商 品を購入した顧客向けのメールマガジンや、トップページに特集バナーを掲載 するなどして集客力を高める予定。 「楽天ブランドアベニュー」には、「アディダス」や「アース・ミュージック &エコロジー」など現在110ブランドが参加。まずは国内外の300ブランド の取り扱いを目指す。 楽天では、「ファッションブランドをネット購入する消費者を楽天市場に 呼び込むことで、他の出店ショップの売上拡大にもつなげる」(PR推進部) として、相乗効果を狙っていく計画だ。 |
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