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薬ネット通販 対象拡大へ 安全性確保を前提に 政府の行政刷新会議は3月6日、国の規制や問題点を検証する「規制仕分け」を開催し、 一般医薬品のネット通販に対する規制の見直しについて議論した。 その結果、安全性を確保する具体策の設定を前提に、薬局・薬店による通販の可能性を検討することになった。 副作用の危険が小さい「第3類」に限定されている現状を見直し、ネット通販が可能な対象が増える可能性が高まった。 議論ではネット通販の購入のほうが安全性が劣っているというデータがあるのかについて仕分け人が確認し、 厚労省担当者から、具体的なデータがないことを確認。 その上で仕分け人の1人は「店舗販売ではいい人が買いにくるという性善説に立っているのに対し、 ネット通販は悪い人が利用する性悪説に立っているようだ」と批判。 また、「対面か非対面ではなく、服用者本人にいかに十分な情報提供等を行うかが大切」といった意見も出された。 これらの結果、すべての仕分け人が規制の不当性を指摘。 ただ、留意点として「検討の結論が得られるまでの間、経過措置を延長し、 第1類から第3類のリスク区分についても、不断の見直しを行う」としている。 当初掲げていた今年5月までの改正は先送りされる公算が高くなった。 取りまとめ案の実効性について、蓮舫行政刷新担当大臣は「3月末までに閣議決定などで担保していきたい」としている。 |
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